カテゴリー「技術系ネタ」の9件の記事

2020.07.27

グリッドタイインバーター GTN-1000LIM24

グリッドタイインバーター(GTI)を買ってみました。
GTIの本場(?)中国直輸入のAliExpressで5月7日に注文して2か月半。ようやく到着。

去年も何度かAliExpressを利用しましたが概ね1か月以内に届いていたのにやはり新型コロナの影響でしょうか。
これとは別印3月に注文していたパルスオキシメーターも結局、販売店側の都合でキャンセルとなり返金となりました。

購入したのは割と新しそうな GTN-1000LIM24 というモデルです。
にゃんた発電所さん等、ネット上に以前から情報のあった SUN-1000GTIL2 同様、バッテリからの給電や出力調整、逆流防止リミッターがあるもので、日本語情報が無かったのですがAliExpress価格で送料込みで約2万円という価格に負けてこちらにしました。
入力電圧、出力電圧等でいくらかバリエーションがありましたが、DC24V入力AC110V出力の物を選択。

とりあえず試運転。入力24V仕様の物を購入しましたので12Vバッテリを2つ直列で。
バッテリはコスパ重視でスーパーナットのS31MFを使用。
Img_20200727_004332  
GTI、もっと大きなものかと思っていましたが、意外に小さいですね。

ちゃんと動いているようです。まずは軽く上限100W出力設定での様子。97W~100Wくらいで揺らいでいました。
Img_20200727_004438

(故)三洋の太陽光発電モニタです。夜間なので発電はしていませんが、消費分をグリッドタイインバーターで出力してやると買電を減らすことができます。出力設定をうまく設定してやると、こんな感じにもできます。
左がGTI無し,右がGTI AC350W出力での表示。
Img_20200727_005946 Img_20200727_005557
このモニターでは 小数第2位は切り捨てなので、実際には多分 0kwということはないと思います。  

とりあえず今日はここまで。

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2020.01.25

ARecX6 をもう1台購入&技術上の備忘

ARecX6からお手軽に TSファイルを抜くことができるようになって利便性が上がり、俄然やる気になったのでもう1台購入しました。

ARecX6は6チューナなのですが、関西では地上波は8チャンネルあるため、これまで2チャンネル犠牲になってきたのですが、これで全局カバーすることができます。

そこで2号機導入にあたり、何点か引っかかった点があるので、ネット上の古文書や個人的に調べた結果等から、備忘として残しておきます。
もしかしたら他の方にも役に立つかもしれませんが、試される場合は自己責任で。動かなくなっても知りません。

「1⃣設定の初期化」 はともかく、「2⃣サーバ証明書」と「3⃣HTTPSが動いてない...」については、言ってることが分からないとか、自分で何とかできない人はやるべきではありません。高確率で不動機化する可能性があります。
実際私もなりかけました(3⃣は多分2⃣の結果だと思います)。


1⃣設定の初期化

ARecX6はHTTP/HTTPSサーバとして動き、動画データはHTTPSで流れてきます。

そのため、SSL用サーバ証明書(オレオレ)が作成され、視聴する側のPCにそれを登録する必要があります。

この証明書はIPアドレスで生成されるため、IPアドレスをDHCPで動的に割り振るのではなく固定にしておく必要があります。

新品購入時はDHCPになっていて、とりあえずIPを取らせてからユーティリティでスキャンして設定をしていくわけですが、今回は中古で購入したため、前のオーナーさんが指定していたIPアドレスが分からない(多分セグメントもウチとは違う)ため、スキャンもできず、設定画面も開けません。

そこで設定の初期化が必要でした。

初期化は前面パネルの [REC]と[POWER]の2つのボタンを長押し(10秒)でできます。

これでDHCPが有効になり、家のルータからアドレスが振られてアクセスできるようになりました。

2⃣サーバ証明書

通常はARecX6に付属のユーティリティ ARecX6Launcher を使って証明書を作成してPCに登録するのですが、これがうまくいきません。「証明書の日付がおかしいので登録できない」的なエラーとなります。

1号機は全く問題なかったのですが、ネット上の情報を調べてみると、どうも2038年問題を抱えているらしく、2年ほど前から、新たに証明書を作成しようとすると、有効期限が2038年1月19日を超えてしまい、有効期限が1900年代にタイムスリップした証明書が作成されてしまうとのこと。

ARecX6Launcher を使わず、ブラウザでHTTPSアクセスして証明書をダウンロードし、日付がおかしなままの証明書を登録することもできますが、それだと、IEさんはなんとか許してくれるもののChromeさんが許してくれませんでした。

そこで取った方法が以下。

①サーバ証明書を生成してくれるCGIを書き換える

 ネット上の古文書の教えに従い、root権限取得&ssh有効化。

 /opt/vista/tuner/cgi/cert/exec.cgi が証明書生成の CGI(perl)なので、これを書き換え。

 具体的には、"-days 6999" となっている部分が2か所ありますが、これが有効日数です。
 デフォルトで 6999日となっていますので、今この日数で実行すると2038年を超えてしまいますので、これを"適切な"値に変更します。
 (例えば1年でよければ365、10年なら3650とか。)

②サーバ証明書の再作成と登録

 既に証明書が作成されている場合は一旦削除。
 http://???.???.???.???/cgi/get.cgi?type=cert_clear
 (環境に合わせてIPアドレスを指定)

 ARecX6Launcher を使って登録。
 日数が適切であれば、今度は日付が2038/1/17を超えないのでちゃんと登録されます。

 ただしこの方法は あと18年しか使えません(笑)。

 Arecx
 有効日数を適当に振って、2036/6/29まで有効な証明書が登録されました。

 今回はこれでOKとしましたが、試行錯誤の過程では以下のコマンドも使用しましたので備忘のため上げておきます。

 ・証明書削除
  http://???.???.???.???/cgi/get.cgi?type=cert_clear

 ・証明書作成
  http://???.???.???.???/cgi/cert/exec.cgi

 ・証明書ダウンロード
  http://???.???.???.???/cert/cert.der

3⃣HTTPSが動いてない...

 サーバ証明書を登録したにも関わらず、IE,Chromeとも相変わらず動画再生ができません。

 再生しようとすると、「サーバに接続できませんでした」と。

 再び先人の知恵を得ようとするも、事例としては証明書を登録すればいけるようなケースばかりでした。

 試しに TELNETでポート443を叩いてみても、まったく"感"がありません。ポート443自体が開かれていないようです。
 1号機はもちろん開かれています。

 証明書の件でいろいろやったので、もしかしたらサーバ側のSSL設定が知らぬ間に崩れたのかと思い、Apache周りを見てはみるものの、mod_ssl周りの設定が全くありませんでした。

 さらに調べていると、どうも、SSLについては、stunnelを使っているようで、その設定( /etc/stunnel/stunnel.conf )を確認すると、
 /opt/vista/etc/cert に server.crt と server.key が必要なことが分かりました。

 これらのファイルは 1号機を確認すると確かにありましたが、2号機にはありませんでした。

 試しに証明書が作成されたときに一緒に出来ている /opt/vista/tuner/cgi/cert/CA の server.crt と server.key をここにコピーして再起動すると... 🎉🎉🎉! 

 無事、ポート443が開かれてHTTPが有効になり、動画再生もできるようになりました。

現象の確認のためもう一度、証明書の作成からやってみるも、やっぱり /opt/vista/etc/cert にはコピーされていませんでした...
/opt/vista/etc/cert は所有者が root になってて、root以外は書き込み禁止だったので、証明書作成のために修正した cgi からアクセスできなくなっちゃったのでしょうか...

修正した /opt/vista/tuner/cgi/cert/exec.cgi にも、/opt/vista/etc/cert にこれらをコピーしようとしているところがありますが、権限か何かの関係で多分うまく動いていないのでしょう。
(手抜きで編集したので、このファイルの所有者がrootじゃなくなってる)

まあでも、とりあえず私の場合はIPアドレスを変更しなければ、これであと16年以上使えるのでもういいのですが、同様の事例に悩む方がいらっしゃいましたら、ヒントになれば幸いです。

くれぐれも自己責任で。

 

※いろいろ仕組みが分かってきて、後から思ったこと。

 CGIの書き換えとかまでしなくても、外部でOpenSSL使ってそのIPアドレスの証明書(100年くらい有効なのとか)作って、ARecX6の所定の場所にコピー&動画参照PCに登録でよかったかも。(未検証)

 まあ、いろいろ試して分かってきたことなので結果論なのだけど。

 

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2020.01.19

ARecX6からTSファイルを取得するツール作ってみました

5、6年ほど前に購入して特に工夫もなく運用していたワンセグ6チューナ録画機 ARecX6。

これについてのネット上での情報収集をしなくなって久しかったのですが、久々に情報を漁っていると、メーカーのページが消滅していたりしていたのはいいのですが、なんと、sshの有効化に成功して内部Linuxへのログイン方法を確立した猛者が出現していたのを知りました。

さらには、保存されているvppファイルをTSファイルに変換するツールを作成した猛者まで現れていた模様。

恥ずかしながらこの週末まで知りませんでした。

というわけで、そのあたりのことを踏まえてツールを作ってみました。
ARecX6 から手軽にTSファイルを取得して保存するツールです。

Arecx6_ts

ごく一部の人にしか役に立たず、かつ、それなりにやれる人でないと実行の前提を満たせないので需要があるかどうかは分かりませんが、恩返しの意を込めてアップしておきます。

当然ながらノーサポート、自己責任で。
使い方などはzipを展開した中に書いておきましたが、それ以上のことについては書く気はありません。

これまでARecX6の解析に携わった偉大な先人達に感謝。
特に ARecX6 へのssh接続法を編み出された taruo様と vpp2tsを開発された みゆっき様には最大級の賛辞を贈りたいです。

ダウンロード - arecx6_ts_0.1.0.0.zip

MD5:bd8d7dc3f99ce0ac0754ae26c47de3a0

では、より良い ARecX6 ライフを。

 

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2010.05.24

太陽光発電モニタ『捕獲完了』

Robo20100523_1某漫画orドラマ風に言うなら「捕獲完了」ってか。

とりあえず取得データをCSVファイルに書き出すようにしてみたので、これで今週いっぱいくらい動かしてみることにする。

PCはウチの実用レベル機の中で一番消費電力が少ないであろうVAIO-U50で。

なんだか正規モニタと大きさが変わらないので違和感がない。

当然、見逃すと悔しい本日の瞬間最高発電出力も見られるようにしてある。
でも当分雨っぽいね... とほほ。

ついでなので最高出力更新時は「マキシマムドライブッ!」と音声でお知らせするようにもしてみた。
まあ、お年頃の男児の父のお約束というものだ。


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2010.05.16

で、こんな感じ

とりあえず現在値の表示だけ。
データのロギングなんかはまたの機会に。

その場合はモニタを有線接続にしないといけないので設置場所なんかがちゃんと決まってから。

また、理想的にはPCではなく、マイコンでSDカードにでもロギングしておいてPCからはそれを不定期にDLできればいい感じか。
それもBluetoothやZigBee等の無線を使って。

でないとPCで常時監視では電力もバカにならない。

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勝った

なんとなく解ったのでざっとやってみた。

夜中に解析してるので、とりあえず消費電力だけ。発電は無し。
でもこれで勝ったも同然か。

でも、この方法だと無線モードで使えないな。

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2010.05.14

RS485

Robo20100513_1RS232C-RS485コンバータを買いました。

それにRS232C-USB変換をかましてPCに接続。

送信ユニットから引っ張ってきた線をつないでみると...

やはりRS485のようでした。

ただ、取得したデータは意味不明であるため、何らかの返事をしてやる必要がありそうです。

また、結線もまだ実ははっきりしていません。
RJ45の4,5ピンが Tx+,Tx-だと思っているのですが、逆かも知れません。(逆ならビット反転)

今日はここまで。

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2010.05.10

発電実績と考察

Robo20100510_01本日の結果。
発電量:2.7kWh
売電量:1.1kWh

雨だったのでさすがにダメダメ。

太陽光発電関連のブログ等では、発電量がどうだパネルの効率がどうだというのはどこでも書いているので、今日はこれまで見たことの無い考察をしてみる。
興味ある人いるかな?

こちらにも書いたが三洋のモニタにはいささか不満を持っている。
これで定価75,600円(税込)はちょっと高い。

なんとか生データを取れないもんだろうか。


モニタは対になっている送信ユニットから、蓄積されたデータではなく、リアルタイムに時点時点のデータをもらっていると思われる。

送信ユニットは発電データはパワコンからシリアル通信で,消費電力はリング状のセンサ(トロイダルコイル式だろうか)に元々設置されている配電盤のケーブルを通すことで電流を測っているようだ。(電圧も電源取得がてら別途取っている。)

売電量、買電量に関しては、モニタ側で受信した発電量と消費電力の差を取って計算しているのだろう。

消費電力センサはケーブル外部からのセンシングであるため、結構誤差もあると思われ、計量法に対応した物ではなく、それ故、実際の売電量は屋外に関西電力が設置した電力計をもって計算される。

まあ、モニタはあくまで目安。
たまにおかしな値が出るし。

モニタは無線でデータを受けているのだが、無線は2.4GHz帯で、使用されているモジュールがZB24FM-E2022-01であることは分...いや、夢で見た。

こいつの無線上のプロトコルは物理層はZigBeeと同じらしいがネットワーク層以上が独自とのことなので、無線データを直接傍受するのは難しいだろう。
このモジュールを買って同チャネルで受信すればいけそうな気もするが、データシートも公開されておらず、ネット上にも仕様情報がないので、確実にいくにはスタータキット 税込104,790円が必要。

ただ、モジュールのUARTシリアルI/Fは、TxD,RxDボーレート38.4kbps/データ長8ビット/パリティなし/1ストップビット/フローなし(変更可)とのことなので、HACKするならここか。
信号レベルも3Vだと思われるので、送信機側のモジュールのI/Fにでもマイコン繋いで信号引っ張り出せそうか。

もう1つの選択肢としては、このモニタは無線状況が思わしくない時のために有線接続も可能となっているのでその線を使う方法。

物理的なI/F形状は一般的なLANに使われているRJ45であり、ケーブルもストレートのLANケーブルを使用すると設置マニュアルにはある。

しかし中を流れるプロトコルは恐らくシリアルでRS232CかRS485といったところだろうか。

また、送信ユニット側ではディップスイッチを変更するとある。
モニタ側でも無線モードと有線モードはGUIでの変更が必要。

私が仮に設計するとしたら、マイコンからのCMOSレベルデータをスイッチによって、無線系のZB24FM-E2022-01に入れるか、RS485ドライバへの切り替えをして出力という感じになるかな。

そうであるなら有線系も38.4kbps/データ長8ビット/パリティなし/1ストップビット/フローなし って感じなのだろう。


RS232Cであるか、RS485であるかはオシロでも使ってみてみないと正確なところは分からないが、残念ながら持ちあわせていない。

しかし設置マニュアルではパワコン-送信ユニット間の通信モジュールの型番が"LPS-485-1-AL"とあることから、パワコン-送信ユニット間の通信はRS485なのではないだろうか。
(この手の型番は規格を表していることが多い)

そっちがRS485なら、同じシステム内での有線通信が別の規格であることは考えにくいので、送信ユニット-モニタ間の有線も RS485 なのではないかと推測できる。

まあ、用途等を考えてもRS485が妥当なところだろう。

ならばこっちもピンアサインが分かればHACKできるかもしれない。

中を流れているデータはまあ、暗号化なんてされてない(する必要がない)だろうから、フォーマットが分かればなんとかなるかな。

と、こんなところまで書いてみたら、誰かやってみてくれんだろうか? 超他力本願...

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2007.12.19

Wiiリモコンを使ったナイスアイデア

こんどはちゃんとしたWiiです。
でもリモコンだけ。

前提条件として、こちらの情報から

つまり、センサーバーを使ったWiiリモコンでの位置決めは、Wiiリモコン側から例えば赤外線なんかを出力してセンサーバーで捕らえているのではなく、逆にセンサーバーから出力された赤外線をリモコン側が捕らえているということ。

センサーバーは固定なので、リモコンを動かすとCMOSイメージ・センサではセンサーバーが出している赤外線光点の"相対的な"移動を捕らえることが出来、それをBluetoothで本体に送っているということのようだ。

それを踏まえて、これ
ナイスアイデア!。

つまりリモコンを固定して、赤外線出力を動かしてやっているわけだ。

あとはPCでBluetoothで受信してやって赤外線光源の位置情報を取得し、PCの画面上にSetCursorPosかなんかでポインティングしてやってるようなソフトを作ったようだ。

ソフトの起動時に4点をタップしてキャリブレーションしてやっていることも分かる。

こういう発想ができる人がうらやましい。

既に試した人もいるみたい。


#追記#
先のネタと同じ人のネタ
指に反射した赤外線をWiiリモコンで捕らえて...というネタ。
恐らく、このネタの方が先ほどのホワイトボードをタブレット的に使うというアイデアよりも先に考えたものと思われる。

これを見ると、Wiiリモコンからは光点の位置情報ではなく、C-MOSイメージセンサの捕らえた画像そのものをBluetoothで送っているみたい。
あとはPC(通常だとWii本体)でそれを解析しているように思える。


うーん、ロボの操作系に使うとかなりカッチョいい!
体にちょっとした赤外線光源だけつけてマスタースレーブとか。
印を切って技発動とかね。


肝心の作者さんのページ

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