起動しなくなったスマホに喝
実験のため、久々に古いAndoroid2.3のスマホ(MEDIAS NEC-102, Docomo仕様のN-06CのSIMフリー版)を起動しようとしたら電源が入らない。
バッテリ残量が空なのは当然なので、数時間充電してみてもだめ。
その後、バッテリを外して端子にテスタを当てても0Vのままで充電されている気配もなく、過放電でバッテリが逝ってるような感じ。
さらっとネットを漁って出てくるような「スマホが起動しない時試したい4つだか6つだかの方法」みたいなタイトルの記事で出てくるような甘っちょろい方法では効果が無く、「ショップに相談しましょう」コース。
さらに深くGoogle先生に聞くと、中のバッテリセル自体は生きているが、過放電・過充電を避けるため、バッテリパッケージの保護回路が掛かって使えなくなるケースがあるとか。
その場合は、長時間かけて充電を行えば復活するケースもあるそうだが、スマホ本体自体が0Vのバッテリを認識してくれなくなっているので、それさえも行えないのだろう。
用いた充電器は HYPERION EOS 5i 。
古い物だが、12V程度までの NiCd,NiMH,鉛,リチウムポリマー の充電をこれ一つでこなせる優れものだ。
ロボとかやってるときに重宝した物で、前に乗ってたピアッツアのバッテリ上がりもこれで何度か復旧している。
入力には DC12~15Vが必要なので、古いノートPC(20年くらい前のNEC PC9821系ノート)用のACアダプタを使用。
こいつにはリチウムイオン電池の設定は無いが、リチウムポリマー電池も電解液の物理形態が違う程度でセルそのものの電気特性なんてほとんど変わらない(個人の感想です)と思われるので、LiPo設定で充電してみる。
RC用のLiPoだと1C充電とかするのだけど、怖いので電流設定は200mA(今回のバッテリだと0.16C相当)でじわじわ。
※もちろん、真似して炎上しても自己責任でよろしくお願いします。
待つこと1時間半程度で充電完了のアラームが鳴り、テスタで測ると、端子間4.2Vに。
バッテリをスマホにセットして無事起動。
スマホ上のバッテリ残量表示は50%程度でしたが、その後は普通に充電できました。
バッテリの持ち自体は、元々薄型でサイズも今となっては小型の部類であるため本来容量も少なめ(1250mAh)であることに加え、5年も前の物なのでそれなり。
まあ、起動して数時間使えれば十分。
本格的に使うならバッテリレス化も考えましょう。
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