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2017年11月の3件の記事

2017.11.23

OBDLink LXを買ってみる。 しかし...

Img_20171119_160032_2先日のELM327ドングルでは相性のせいか、ウチのフィット3で水温が取得できたりできなかったりでどうも不安定だったので、別のドングルを買ってみた。
(左の写真は前回買った ELM327 MINI)

Img_20171123_154707前回は中国製で\1,500くらいのものだったが、今回はもう少し奮発して、Made in U.S.A.の \7,700 の OBDLink LX 。

前回の ELM327MINIとは外見からしてしっかりしてそうな感じ。
メーカの説明によると他社品より数倍高速(高頻度)でスキャンできるとか。

まあ、ELM327MINIは内部のプロセッサとしてPIC使ってるということなので、取れてるデータの反応もそれほど速くはありませんでしたので、これは期待が持てる。

早速試してみました。

...ああ、なぜだか車載のTB706APL (Android 6.0)でBluetoothのペアリングができない...

デバイススキャンで、現れた "OBDLink LX"を選択してもうんともすんとも言わない。

普段使っている ZTE Blade Vec 4G (Android 4.4)だと、ペアリングしようとしてエラー。

復活させた NEC-102 (Android 2.3) だと、サクッと繋がる。

PCとのペアリングも問題なし。

相性??
普段使いのスマホと繋がらないのはとりあえずいいとして、ヘッドユニットとは繋げたい。

調べてみると、海外掲示板だが、例えばこんな話があった。
> OBDLink LX OBD adapter pairing problem on KCcartech BX411 Android 6.0 2017
> Pair OBD2 on Android car stereo

探せば他にも色々出てくるが、およそ話をまとめると、
「中華車載Androidヘッドユニットではメーカを問わず、OBD2ドングルとのBluetoothペアリングの際、デバイス名が "OBD","OBDII"等の物としかペアリングできない(仕様上させていない)。」
とのこと。
多分、ガワはそれぞれ作ってるけど、ファームは共通なのでしょうね。

前のELM327MINIのデバイス名は確かに "OBDII"でした。
今回のOBDLink LX はデバイス名も"OBDLink LX"となっていましたので、それでできなかったようだ。

デバイス名がV-LINK"となっているドングルでペアリングできない人の動画もありました。
(スマホだといけるのにヘッドユニットでできない。)

解決法は、この問題に対処できるAndroidヘッドユニット用カスタムROMがある(機種によるが)とのこと。

厳密にはこれでroot取れるので、そのあたりをなんとかできる(かも)というのが正解みたい。

実はこのカスタムROM、TB706APL を買おうと思って研究してた時からこちらの方の情報で既に知っていたのですが、そこまではいいかなと思っていました。

しかし、問題が解決するならやってみる価値ありでしょう。
他に細かい不満があった点もいろいろできそうですし。

というわけで、つづく。

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2017.11.22

起動しなくなったスマホに喝

実験のため、久々に古いAndoroid2.3のスマホ(MEDIAS NEC-102, Docomo仕様のN-06CのSIMフリー版)を起動しようとしたら電源が入らない。

バッテリ残量が空なのは当然なので、数時間充電してみてもだめ。

その後、バッテリを外して端子にテスタを当てても0Vのままで充電されている気配もなく、過放電でバッテリが逝ってるような感じ。

さらっとネットを漁って出てくるような「スマホが起動しない時試したい4つだか6つだかの方法」みたいなタイトルの記事で出てくるような甘っちょろい方法では効果が無く、「ショップに相談しましょう」コース。

さらに深くGoogle先生に聞くと、中のバッテリセル自体は生きているが、過放電・過充電を避けるため、バッテリパッケージの保護回路が掛かって使えなくなるケースがあるとか。

その場合は、長時間かけて充電を行えば復活するケースもあるそうだが、スマホ本体自体が0Vのバッテリを認識してくれなくなっているので、それさえも行えないのだろう。

Img_20171117_210632というわけで、強制的に充電してみる。

用いた充電器は HYPERION EOS 5i 。

古い物だが、12V程度までの NiCd,NiMH,鉛,リチウムポリマー の充電をこれ一つでこなせる優れものだ。

ロボとかやってるときに重宝した物で、前に乗ってたピアッツアのバッテリ上がりもこれで何度か復旧している。

入力には DC12~15Vが必要なので、古いノートPC(20年くらい前のNEC PC9821系ノート)用のACアダプタを使用。

こいつにはリチウムイオン電池の設定は無いが、リチウムポリマー電池も電解液の物理形態が違う程度でセルそのものの電気特性なんてほとんど変わらない(個人の感想です)と思われるので、LiPo設定で充電してみる。

RC用のLiPoだと1C充電とかするのだけど、怖いので電流設定は200mA(今回のバッテリだと0.16C相当)でじわじわ。

※もちろん、真似して炎上しても自己責任でよろしくお願いします。


Img_20171117_212836待つこと1時間半程度で充電完了のアラームが鳴り、テスタで測ると、端子間4.2Vに。

バッテリをスマホにセットして無事起動。

スマホ上のバッテリ残量表示は50%程度でしたが、その後は普通に充電できました。

バッテリの持ち自体は、元々薄型でサイズも今となっては小型の部類であるため本来容量も少なめ(1250mAh)であることに加え、5年も前の物なのでそれなり。

まあ、起動して数時間使えれば十分。
本格的に使うならバッテリレス化も考えましょう。

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2017.11.20

OBD2試してみました

Img_20171119_160032_2車にナビとして積んでいるAndroidヘッドユニットXTRONS TB706APL(,)には、車のOBD2ポートからデータを取得して表示するTorque(多分Pro相当)がプレインストールされているため、OBD2ポートに刺す ELM327ドングルを購入。Amazonで1500円。

ただ、調べてみると、OBD2ポートの電源ラインは常時バッテリに接続されているそうで、実際にウチの車で確認してみてもやはりその通りでした。

つまりは、エンジンを止めたままこれを刺したままにしておくと、どんどんバッテリ電力を食っていくことになります。

消費電流自体は知れているそうですが、製品によっては粗悪だったりすると結構食うみたいで、しばらく乗ってないとバッテリが上がってしまうようなこともあるようです。

というわけで、先人の教えに従い、電源をACC電源から取るようにします。

要はドングルの電源ピンにACCから電源を入れるようにすればいいわけで、私の場合は、二股ケーブルを加工することにしました。
Img_20171119_131438こんなの。

Obd2cable1OBD2ポートは16番ピンが電源になっているのでそこに刺さるコネクタ側の赤丸のピンを排除します。

Img_20171119_132422一家に一台。

必需家電である卓上ボール盤のドリルで該当のピンを狙い撃ちしました。
2ミリのドリルを使いましたが、ピンポイントで当てることはできず、ピンをある程度削るだけになってしまいましたので、あとはラジオペンチでクネクネして折りました。

Img_20171119_135843あとは分岐の使わない側の16番にACCから電源を入れればOK。
簡単ですね。

写真には写っていませんが、ギボシ端子を付けています。

Img_20171119_163321接続して TB706APLで Torqueで表示。

TB706APLは「普通に」Androidなのでこんなこともできます。
ナビ専用機では味わえない楽しみですね。

とりあえずエンジン回転数とハイブリッドバッテリ残量(SOC)、水温等を表示しています。
たくさんのメータは男の子のあこがれです。

水温は起動2回に1回くらい認識しなかったりします...ドングル、他のを試してみていいかもしれません...

今回はドングル自体には手を入れていないので、交換は簡単です...が。


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