特命工作3
サーバ室熱対策の続き。
ダクトパイプを取り付け。
これで完成。
サーバ背面のホットスポットより熱気を熱い内(拡散する前に)に吸い取り、天井裏に突っ込みます。
これにより、室内温度の上昇自体を抑えることができ、空調の負担を減らすことができます。
コンテナの設置は天井の排気穴のフィン部分に曲げたステーをひっかけ、長ネジを通してコンテナの底部に開けた穴に通して固定してます。
結果です。
・ラック内のディスプレイ付近温度
34度→31度
・エアコン対面の壁付近
32度→28度
まずまず成功と言えるでしょう。
8300円程度で、ドア開けなしでこの温度を保ってくれれば御の字です。
空調設備を変えるとなると数百万円クラスの出費が必要ですから。
サーバ室の適正温度は従来は、20度位などと言われていました。
昔いたところは結構大層なサーバルームがあったので、真夏でもめちゃくちゃ寒い程でした。(多分20度以下)
しかし最近では、冷却コストの観点からこの温度も見直されつつあるようです。
Googleは2007年に自社で使っている10万台の統計データから、「HDDの故障は温度や利用頻度とは無関係である」とのレポートを出していますし、最近でも「データセンターの空調は27℃で十分」としています。
つい最近のマイクロソフトとAPCの合同レポートでも「35度程度なら問題なし」とのことのようです。
実際、サーバのカタログ上は使用環境温度上限は35度となってるサーバが多いです。
最近NECで40度までOKのサーバが出てましたが、この環境下ではさすがに人間がやばいです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。

コメント