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2010.02.14

太陽光発電入れます。

家に太陽光発電を導入することとしました。

やはり決め手は昨年11月より開始された売電価格48円/Kwhです。

12月から施工業者であるミツワさんとの打ち合わせの末、最大設置の方向で検討しました。
当初見積もりメーカは、シャープ、三洋電機、京セラ、ホンダソルテックの4社で。

蓄電ができない現在において、使用分だけ賄うということであれば大きな出力は必要はないかもしれないが、補助金を含めたとしても実はそれではなかなか元は取れません。

従来、買電単価と売電単価がほぼ同じであったので、需要分のみ賄うということであれば小出力でという選択肢もあったのですが、売電価格が買電価格の約2倍となるということであれば、その導入戦略は変わってきます。

システム全体の出力kWあたり単価は、パワーコンディショナーや工事費等は出力量に対して大きく変わらないため、同一メーカであればパネルを多く入れれば入れるほどその分下がります。

そのためできるだけ早く元を取ろうと取ろうと思うなら、発電モジュール(パネル)をできるだけ多く設置して出力単価を下げ、ガンガン発電して余剰電力を生み出し、できるだけたくさん売電するという戦略が有効となってきます。

つまりはパネルをできるだけたくさん屋根に載せろと。

で、肝心の出力ですが
 三洋電機 3.99Kw
 シャープ  3.2Kw
 京セラ   3.088Kw
 ホンダ   2.3Kw

シャープはコスト(kWあたり単価)は安いものの、屋根面積が限られるので意外に載りません。

ホンダは興味があったので見積もりしてもらったのですが、さすがにこれでは論外。ただし、容量の割にkW単価が安いので初期投資としてはかなり安く上がります。
あのCIGSのブラックフェイスのパネルはカッコいいので、"POWERED by HONDA"のステッカーを家に貼りたい人にはいいかも。

京セラは今一、見るところなし。
あまり載らないしkW単価も高い。

で、三洋。 スペックは断トツ。
また、スペック上の数値だけでなく、夏場のパネル高温時の出力低下が少ないということから、年間発電量は通常の多結晶モジュールの同出力のものより大きくなります。

これ以上の説明は長くなるので他に譲るとして、やはり「漢なら単結晶」とだけ言っておきましょう。

kW単価もシャープほどではないが意外なことに京セラよりも安い。
一時は補助金対象とならない(条件として\70万/kW以下というのがある。)ほど高かったはずですが、ミツワさんがなかなか頑張った数字を出してくれました。


というわけで、三洋で行くことに決定。

当初予定では三洋自身が行った屋根面レイアウトで3.99kW(HIP-210BKH5 210W * 19枚)が可能ということだったので、これで契約をする方向で話を進めていたのだが、念のため、屋根を実測して墨出ししてみることに。


しかしミツワさんの作業部隊の方曰く、工事規定ギリギリで載るには載るのだが、豪雨時にパネルに乗った雨水が雨どいを飛び越えて隣家にかかってトラブルになるかもしれないとのこと。

まあ、そういうことなら仕方ありません。
ミツワさんにとって、売上としては多いほうがいいにもかかわらず、そういうことを言ってくれたのであればそれを尊重しましょう。

結局パネルの枚数を減らして、HIP-210BKH5(210Wモジュール)を16枚とし、3.36kWということで決定しました。

価格に関してですが、設置後、施工業者さんの事例紹介に使用するということでの値引きと、当初私が4kWにこだわりを持っていたのでその方向で案内していたにも関わらず、結果として3.36kWになってしまったことに対しての詫びの気持ち(私はそれほど気にしていたわけではないのですが。)から、kW単価でシャープに迫るものとなり、容量ダウンもあいまって、初期投資額もかなり落とすことができました。

当初は他の施工業者さんにも相見積り取るつもりでしたが、最初に出てきた価格からかなり頑張ってくれたこと、また地元有数の企業ということでのフォローに対する信頼性もあり、今回はミツワさん一択で検討を進めました。

価格ですが、当初想定よりもかなり安いためミツワさんに迷惑がかかりそうなので自主規制でここでは書きません。
ただ、少なくともネット上でわかる範囲で、三洋の工事費込みのkW単価としてはこれより安いものは見たことがないとだけ言っておきましょう。

肝心の施工実施ですが、三洋のパネルなどが品薄で入荷が2~3か月待ちとのこと。
まあ、4月くらいでしょうかね。

電力代削減と売電による経済効果によるイニシャルコストの償還期間について。
売電価格48円/kWも当初10年間のみでその後は分かりません。11年目から元に戻ると仮定しても年間経済効果は弱まりますので償還期間はその分長くなります。

とりあえず、10年後以降も電気代や売電価格が元に戻ると仮定すると、ウチの場合は自前での可能な限り綿密なシミュレーションの結果、13~14年とみております。

よく補助金と新売電価格で、10年で元が取れるという話がありますが、東京のような、国・都・区のトリプル補助金がある場合なら可能かもしれませんが、兵庫県も川西市もそんなのないので、まず無理です。

ローンも駄目ですね。3%もの金利が付くなら元をとるのにあと5年は伸びます。


ただ、今後電気代は上がる傾向であると思われますので、そうなると償還期間は意外に早くなる可能性もあります(その分、払わずに済んだということから。)が、これは神のみぞ知るということで。

あと、システム寿命はパネルが20~30年。パワコンが10年~15年くらいと言われていますので、パネル寿命を迎える前にパワコンは1度交換するかな。これが20~30万円ほどで、それは2~3年で取り返せます。

元さえ取れればあとは儲けであるので、パネルが30年もったとするならかなりお得な投資であると言えます。

■■追記■■
エコアドバイザーのこうさんという方からのコメントで、三菱が効率がよいとのアドバイスをいただきましたので、各社のモジュールとパワコン、温度上昇による損失等を加味した効率を一覧表にまとめました。

ここでの効率はセル変換効率ではなく、実際のパネルの面積あたりの効率である、モジュール変換効率としています。(各製品のセル変換効率の公称値は出ていないケースが多いですし、そもそもそれほど意味のある数字ではないと思いますので。)

ご参考まで(クリックで拡大します。)
201002solarmodule_5

こうさんお勧めの三菱は公称モジュール効率をカタログやHPに載せていないのですが、これは簡単に計算できます。
(モジュール効率=(出力(W)/面積(m2))/1000(W) 。 簡単に言うと、単位面積に1000W分のエネルギーの光を投入した際に出力される電力のエネルギー比率。 概ね、効率の値の低いメーカはカタログやHPに載せていないように見えます。)

これを見る限りではやはり性能は三洋がダントツ。

三菱は確かにパワコン性能はいいのですが、その差よりもどちらかというとモジュールの効率差の方が大きいため、計算上の総合性能はシャープにも劣ります。
また、システム単価はシャープの方が安いため、三菱は残念ながら私としては見るべきものがなく、選択肢にそもそも入りませんでした。

というわけで私としては今回は
 ・性能で三洋
 ・コストでシャープ
 ・デザインで京セラ (あと、モジュールが細かいのでびっしり轢ける可能性がある。)
 ・個人的興味でホンダ (化合物CIGSって実際のところどうよって。)
 ・昭和シェルソーラーはミツワさんが取り扱ってなかった
 ・三菱はミツワさんでも扱っていたが魅力を感じなかったので選択肢とせず
ということで見積もりを取り、最終的に三洋に決めましたが、三菱にも私の知らないいい点があるかもしれないので、ご判断は各自にゆだねます。

そもそも私は三洋好きですので、見方が偏ってるかもしれませんので。


三洋のモジュール、三菱のパワコン、シャープのモニターで組み合わせられれば最強システムなんですがね...
あと、今春から国内出荷される予定の三洋の新型モジュールも見てみたかったのですが、まあ高いだろしな。現行品がすぐに安くなるとも思えんし。

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コメント

はじめまして
限られた屋根のスペースでできるだけ多くの電気を発電するには、パネルの故障率が低く発電効率の高い商品といえば三菱です。
同じ屋根と条件で使用した場合、発電効率の高いものと低いものとの差は20%程度あります。
発電量が20%になる差は余剰電力として売れる量の差になりますので、入ってくるお金の額は大きく違ってきます。
セル太陽光交換効率18.9%(多結晶シリコン太陽電池セルで世界最高効率)
三菱は、発電効率の高い太陽光発電パネルと電力変換効率の高いパワーコンディショナーとの組み合わせにより、大出力の電力が得られるシステムですよ。
長々とすいません。

投稿: こうさん | 2010.02.14 20:43

こうさんはじめまして。
アドバイスありがとうございます。

>同じ屋根と条件で使用した場合、発電効率の高いものと低いものとの差は20%程度あります。
>発電量が20%になる差は余剰電力として売れる量の差になりますので、入ってくるお金の額は大きく違ってきます。

さすがエコアドバイザーさん。いいこと言いますね。
おっしゃるとおりです。
この点は全く同感です。
確かにメーカーによって20%は違うようです。


ところが、そういった事を考えるのであれば残念ながらこうさんオススメの三菱は総合効率として選択肢に入らないというのが私の結論です。

パワーコンディショナーの性能は確かに他社に比べて良いのですが、肝心の太陽光発電モジュールが残念ながらイケてません。

こうさんのおっしゃる

>セル太陽光交換効率18.9%(多結晶シリコン太陽電池セルで世界最高効率)

とは、こちら( http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2009/0218-a.htm )のことかと思いますが、多結晶シリコン限定で、かつ、まだ製品化されていない実験室レベルのセルの話をされても困ります。

実験室でのセル変換効率であれば、単結晶系で三洋は23%を達成していますし、製品化されているものでも今回私が導入しようとしているモジュール(HIP-210BKH5)のセル変換効率が19.1%ですし、別製品では19.7%を誇る製品(HIP-200BK1)もありますし、ヨーロッパ向けには21%の物も出荷されています。(今年の春に国内向けにも出荷するそうです。)

また、実験室レベルのセル変換効率であれば、方式を問わなければシャープが"化合物3接合型"で35.8%を達成していますし、そんなの言い出しても意味がないです。

また、実際に設置するにあたっては、セル変換効率より製品パネルとしてセル間の接合部や外延部,配線部も含めた面積あたりの変換効率である、モジュール変換効率の方が重要であると思います。
(セル変換効率=モジュール変換効率ではありません。念のため。)

こういったことはエコアドバイザーである こうさんなら良くご存知かと思いますが、誤解の無いように各社のモジュールとパワコン、さらに温度上昇による損失等を加味した効率等を一覧表にまとめましたのでご確認ください。
(本文に追記しました。)

これを見る限りでは総合効率で三菱は三洋に対して20%以上劣ることが分かるかと思います。
さらにはコストで強みのシャープよりも性能は低いことも解ります。


ここのblogを見ている方々はそんなミスリーディングを誘うような文句に惑わされないような方が多いので、宣伝のためのサイト誘導目的だったとするならばいただいたコメントは残念ながら情報の信頼性という意味で逆効果かと思いますがいかがでしょう。
(「うそをつくこと」は苦手なようですが、ミスリーディングを誘うのはそうでもないようですね。)

宣伝目的ではなく、また、ミスリーディングを誘ったという訳でもないということで、単に「善意の個人」としてのアドバイスであるということならばよいのですが、その場合でも「エコアドバイザー」という肩書きをお持ちの方としてはいささか勉強不足のように思えますし、そのためにいただいたコメントだけでなく、下手をするとリンク先の情報やロジックの信憑性まで疑義の目で見られかねませんので注意された方がいいかと思います。


しかしながら、私も所詮素人ですので、カタログ以上の情報を持ち合わせてはおりません。
豊富な施工実績から、三菱以外の各社のカタログは「嘘」だと結論付けた結果としてのコメントであるなら、その旨教えていただければありがたいですし、私の考え方が間違っているのであれば正していただけるとありがたいです。

また、各社の故障率に関しては私は残念ながら有力な情報を持ち合わせていないので、判断しかねるのですが、こうさんは何らかの情報をお持ちでしょうか?

(「三菱パネルの故障率が低い=他社に比べて三菱パネルの故障率が低い」という訳ではないと思いますが。)

長くなりましたが、以上、よろしくお願いします。

投稿: いずみかわ | 2010.02.15 00:34

自家発電ついに導入ですね
震災時にも最悪電力だけは確保できちゃったりする特典付き?ですよね

賃貸暮らしとしては、そのてのアイテム興味があっても指をくわえるしかないあたりが悲しいところです。
家計の光熱費の割合を減らそうと思うと・・・・
良いエアコンと追い炊きのあるお風呂がかなり効果的な気がします
お風呂やめてシャワーにすると劇的にガス代が減るのですが
これは、プライスレスの部分ですので無理ですが(苦笑)

投稿: おんぼロードスタ | 2010.02.16 01:35

ロドスタさんこんにちは。

ええ、加えて太陽熱温水器の導入も考えています。

昔は真空ガラス管式の超高性能な国産物があったのですが、落下事故等が相次いだらしく、気が付いたら生産中止となってしまってました。
http://www.neg.co.jp/solar/

まあでも高くて買えるような代物ではなかったんですけど。


しかし最近になって、真空ガラス管式がまた復活してるじゃないですか。
それも激安で。
http://www.solars.jp/suna_01.html

こいつの平面設置型はDIY仕様でたったの10万円ですよ。
これなら庭に置けるし。

これは水道直圧はかけられず、かつての日本電気硝子のサンファミリー程の性能は出ないですが、それでも一般的な平板型集熱パネル式の物よりもはるかに高性能を期待できます。

物としてはいまや太陽熱温水器先進国である中国製。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0425&f=business_0425_017.shtml
こちらの写真にはサナースと同型機らしきものが写っています。
また、遠景の屋根に注目。

ほとんどの屋根に真空ガラス管型太陽熱温水器が載っています。

旺盛なエネルギー需要を抑えるために、国や自治体が全額補助とかの政策をしてたりするらしいです。
都市部の集合住宅には設置が義務化されてるなんて話も聞いた事があります。


数が出るから技術が上がりコストが下がる典型です。

CO2排出量に関して批判を浴びがちな中国ですが、実際は人口は日本の10倍であるため、1人あたりの排出量は日本人よりも少なく、国としては恐らくCO2なんて気にしてないけど、実際はエネルギー問題=安全保障上の問題として、日本なんかより本気で取り組んでいるのでしょう。

中国、実は侮れません。

投稿: いずみかわ | 2010.02.17 00:51

こうさん、もう見てくれてないみたい。
プロの方に見てもらおうと思ってせっかくたくさん書いたのに...

どうやらGoogleのブログサーチで"太陽光発電"で検索して見つけたところに適当にコメント書いてるっぽい。

投稿: いずみかわ | 2010.02.17 01:03

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