イオンエンジン再始動! 頑張れはやぶさ。すごいぞJAXA。
小惑星イトカワへのタッチダウン以来、相変わらず技術系人種の心を揺さぶってくれます。
先日のイオンエンジン1基停止のニュースでもうダメかと思っていましたが、不調の2基(A,B)のイオンエンジンの生きてる機能を合わせて1基分とし、まだ使えるCと合わせて2基分の推力を回復とのこと。
なんと、そういう運用も想定し、それが可能なように回路にダイオード一個追加しておいたのだとか。
JAXA記者会見での
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國中均教授
「これができることが実験室では自明だった。現状では探査機が数十ボルトに帯電し、帯電することで電子が引き出されるという運転をしている。このような状況は地上では再現できないため、地上試験ではこのような運転を行っていない。」
川口淳一郎教授
「ちょっと盛り上げるなら、これは電気回路にダイオードが一つが入っていないとできない。あらかじめそういう回路を組み上げ、搭載して打ち上げたということを注目してもらいたい。」
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くぅぅ~! しびれる!あこがれるぅ!
まさに宇宙戦艦ヤマトの真田さん張りの「こんなこともあろうかと」力!。
おまけに「テストはしていないんだが、やってみるか?古代!」力!。
2010年3月までこの状態が維持できれば2010年6月には地球帰還予定。
頑張れはやぶさ。 ぼくらは君の帰りを待っているぞ!
ニュース記事としては Robot Watchの物 が詳しい。
記者会見の模様は、こちら。
ちなみにこれまではやぶさプロジェクトに費やした費用は約210億円とのこと。
運用費は毎年約1億円。
民主党の事業仕分けとかでカットされたりしたら発狂物だな...

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