VAIO-U50のPXEブート
ここ何日か、ロボ開発なんかに使ってるモバイルPC VAIO-U50のPXEブートをテスト中。
VAIO-U50はCDドライブが付いておらず、USBの外付けCDでも起動しない。
CDでの起動は別売のiLinkの専用ドライブでのみ可能となっている(サードベンダ製でも中のドライブがSONY製ならブートするらしいが)が、もちろんそんなのは持っていない。
リカバリ領域はHDD上にあり、CDが無くても出荷時状態に戻せるのだが、それではHDDクラッシュに対応できないし、1.8インチ20GBのドライブ中、2GB程がこのリカバリ領域として食われている。
HDDのイメージをバックアップしたいが、まあ、手持ちのTrueImage Personalで取れたものの、CD起動が出来ないので戻すことが出来ない。
HDD引っこ抜いて別マシンに繋いでというのもメンドクサイし。
また、最近はSSDも安くなってきたので、HDDイメージのバックアップはゼロスピンドル化のための布石でもある。
幸い、ネットワークブート(PXE)には対応しているので、そちらの方向で思案中。
KNOPPIXのTerminal Serverによるクライアントのネットワークブートを試しているが、産総研から落とした最新の5.1.1では一応ブートはするものの、途中でエラーとなり、止まってしまう。
昔買った雑誌についてた3.9.0でも同様。
この状態ではls等最低限のコマンドさえ使えない。
4.0.2だと、Xの起動中にやはりエラーとなるものの、コマンドベースでは動かせそうなところまでは起動する。
だが、USBの外部ドライブなどは認識しないのでバックアップには面倒。
smbmountなんかで共有フォルダをマウントしてDDで落とせばいいと思われるかもしれないが、smbmountだと、ファイルサイズが2GBを超えられなかったりするのを昔経験済みなので、HDD丸ごとのイメージは取れない。
親機にFTPサーバを立て、DDの出力を標準出力にしてFTPにパイプで流して...というのは昔やったことがあるのでなんとかなるのだけど、もうちょっとまともにブートさせたいのでこれは最後の手段。
遠い異国でVAIO-U50をKNOPPIXでPXEブートをした事例を見つけた。
VAIO-U50にLinuxやFreeBSDをインストールする際、事前にKNOPPIXでHDDのパーティショニングを行うためにTerminalServerによるブートを行っている。バージョンは3.3だそうだ。
勇気出た。
いろいろ調べてたら産総研版は 5.x.x以降、なんだかTerminal Serverによるクライアント起動がうまくいかないらしい。VAIO-Uに限った話ではないようだ。
こちらの情報によるとライブCDの部屋さんの5.1.1ならいけるとの事。
次はライブCDの部屋版5.1.1と3.3で試してみることにする。
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