■備忘録■VAIO-U50のPXEブートその2
VAIO-U50のPXEブートの続き。
成功したので備忘録として手順を記しておく。
使用したのはライブCDの部屋版の KNOPPIX 5.1.1/CD(高速起動版) 。
結論から言うと、これであれば特に迷うことなくあっさり起動する。
やはり産総研版では駄目なようでした。
以下、手順。
ネットワーク構成として、今回は親機(KNOPPIX Terminal Serverを提供)と子機(VAIO-U50)をクロスケーブルで直結した。
もちろん既設のLANに繋いだままでもPXEブートは可能なのだが、仕掛け上、子機は親機からDHCPでアドレスやブートローダダウンロード用のTFTPサーバやファイル情報などをもらったりするので、他にブロードバンドルータ等でDHCPが動いてると、そちらが子機からのDHCPブロードキャストに先に反応したりしてうまくいかない。
また、DHCPブロードキャストが子機から親機に届かないといけないので、ルータ等の設定も必要だろう。
まずは親機の起動。
これはダウンロードしたisoファイルをCDに焼いてそれで起動すればよし。
BIOS設定での起動順に注意するくらいで特に迷うことはない。
KNOPPIXが上がったら、あとは以下の通り。
Start KNOPPIX Terminal Serverを選択。
[OK]。
一番上の setup (Re)configure server and (re)start を選択して[OK]
使用するLANポートを選択して[OK]
これは[NO]を選択。
今回の環境ではこの親機に対してDHCPでアドレスを与えてくれる者はいない。
ここから親機自身のTCP/IP設定。
ネットワークの構成によってはここ以降各自の環境で適宜変更が必要だが、クロスで直結してて他に繋がってる物が無ければ全てデフォルトでOK。
ここまでが親機自身のTCP/IP設定。
子機向けのDHCP設定。
これもクロスで直結なら触る必要なし。[OK]。
子機のLANアダプタのドライバを選択。
VAIO-U50は IntelのPRO/100 なのでこれが有効になっていることを確認して[OK]。
子機でroot権限での作業が必要な時は、secure: Disable root on client(s) を無効にする。[OK]。
[OK]。
(子機でのbootオプションを指定したいときは入力。)
[Yes]。
DHCP、TFTP、NFSのサービスが起動するのでCDがおとなしくなるまでしばらく待ち。
これで親機の準備は完了。
子機側は、BIOS設定でPXEブート(ネットワークブート)の優先順位をHDD等より上げておく。
VAIO-U50の場合は、
1. 電源投入時、F2でBIOS設定画面へ
2. Advancedメニューで Network boot を Enabled に
3. Bootメニューで Network の優先順位を上に持っていく
4. 保存して終了
これでめでたく立ち上がる。
ライブCDの部屋の管理人さんに感謝。
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