MG995脱力改造その2
MG995を脱力させる試みの続き。
マイコンを追加してPWM信号を監視させ、規定外パルスであれば、MG995のマイコンをリセットするか電源をOFFにすることを考えてみます。
※MG995のマイコンがPIC12F675であると仮定しています。
(2007.5.5追記:使われているマイコンですが、その後の平野さんの調査でPIC12Cxxx系のものであるとのことでした。)
残念ながらリセットピンはIOとして使われており、PWM信号の取り込みに使われているので使えなさそう。
これが使えれば非常に楽っぽかったのですが。
であれば電源OFFの方向で考えてみます。
使用するのは手持ちのATTiny26L。
最初に考えたのはATTiny26LのIOの出力そのものをPIC12F675の電源とする方法。
消費電流は問題ないのでいけるかなと思いましたが、うまくいきません。
ATTiny26Lを3.3Vで動かした場合、IOの出力は2.6V程度しか出ていませんでした。
PIC12F675は低クロックなら2.0Vから動くはずですが、8MHz動作ではこれでは足りないようです。
仕方ないのでFETなんかを使ってハイサイドスイッチを組むことにしました。
PchのFETを使うことまでは分かりました。
しかし前述の通り、2.6VしかないATTiny26Lの出力ではゲートにするには不十分です。
このままゲートに入れてもOFF時も半開きになってしまいます。
調べてみたらトランジスタで増幅したり、バッファ組んだりしてたりしてる事例がありましたが、手持ちの部材では足りません。(発注するのも時間かかるし。)
しばらく行き詰っていましたが、見つけました。
バーニング宮田さんの「FETによるモータドライバの作成」のHブリッジのハイ側の回路がジャストミートです。
これでFETの使い方が分かりました。
宮田さんの解説が一番分かりやすかったです。
PchとNchの2つのFETが必要ですが、あります。ありますよ。 焼損したMG995基板に無事なFETが!
とうわけでマイコン周りの回路図はこんな感じです。
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ソースはこちら"MG995MOD1.asm"
パルス幅の範囲が0.6~2.4ms以外の状態が50ms以上続くと電源をオフするようにしてみました。
で、とりあえずブレッドボード上で実験してみました。
配線はぐちゃぐちゃです。
一応うまくいっているようですが、なんだか電源が4.8Vの時は動作が不安定です。リポ繋いで7.4Vだと快調ですが...
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