Origami
Origami、かなり期待はずれ。
去年の今ごろ、ロボのコントローラ兼、通勤時開発環境として、VAIO-U50をオークションで買った。ショップもの\103,000で落札。ほとんど使用感もなく、満足しています。
そのVAIO-U50とOrigami機を比較してみました。
(今のところ、実機として出てきているOrigami機が、PBJのやつだけなのでこれを比較対象としてみました。Origamiプロジェクトのリファレンススペックを満たしてますし。)
VAIO Uの( )内は上位機U71Pのもの
サイズ・重量・駆動時間は付属の標準バッテリ時。
あと、VAIO U50、折りたたみキーボードが付属してます。
VAIO U50は2年前のマシンなので、メモリやHDD容量が少ないのはいたし方ないが、OrigamiやUMPCの掲げるコンセプトを基準にしてみると、どう見ても VAIO Uの方が勝っているように思える。
物理的な画面のサイズが、PBJの方が大きいのは本体サイズがそもそもデカイから。でもそのくせ、VAIO Uの 800x600に対して800x480となってて、画面は「狭い」。
PDA並みのサイズを期待していたので、出てきたのを見て「なにコレ?」って感じでした。
はっきり言って、売れません。これ。
MicrosoftはVAIO Uが売れなかった原因を、「高すぎた」と分析していますが、モバイルデバイスとして「一般的には」使いにくいです。この手のデバイス。
起動時間は普通のPC並(OSが普通のPC用なので。利点の裏返し)。
PDAよりデカイ。重い。
PCと同じアプリが使えると言うが、キーボード無いのでテキスト打ちにくい。
片手で持って操作することを考えた場合、VAIO U50の550gもいいかげん重いのだけど、860gって致命的だと思う。
「モバイル機への要求は日本人が一番高いので、日本人に受け入れられる物を」ということらしいのですが、この手のガジェットに興味を引かれる人物像は、あまりマッチョなタイプではないのです。
私がVAIO U50を必要としたのは、ロボのコントローラ&ソフトの開発環境(通勤電車で立ったままでもプログラミング可。打ちにくいけど。普通のノートPCでは立った状態では出来ない。PDAには開発系のソフトが無い(アセンブラやコンパイラ)。)として、最小のフルスペックPCを必要としたからで、一般的な用途ではないですからね。
その私が見ても、Origami、イケてません。 VAIO Uよりデカくて重いならなおさらです。
#やっぱりココログ、先日からおかしいです。
テーブルタグが思ったように機能しなかったり(そのため上の表もイメージにしました)、イメージ貼り付けも、設定どおりに行かなかったりで。
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コメント
こんばんは。折り紙だめっすね。(^^;
テッキリOQOみたいのが安くて出てくるのか?と期待してたんですけどね。やはりまだ当分はInterlinkが最強っす。
LibrettoやVAIO Uもぐっと来ますが、散財するのはロボ限定なので自己暗示かけとります(笑)
投稿: かず | 2006.04.09 00:01
かずさんこんにちは。
そういやOQO忘れてましたね。発売当時かなり惹かれました。 キーボードも内蔵されててあのサイズは驚異的。
実際、VAIO-U と両天秤でしたし、Amazonの先行予約開始の時に、何度「ポチっ」と行きかけた事か...
結局、新品価格ベースではほとんど変わらなかったのですが、その後半年間の価格相場や、中古・新古品価格ウォッチの結果、VAIO U50に落ち着きました。
オークションで\10万円で落札(パソコン工房が出品)したのですが、前オーナーは恐らく、買ったはいいけど、あまりに使いにくいため、ほとんど使わないまま手放したのだと思われます(笑)。
SONYの言う、「音楽も持ち歩く」とかいうコンセプトには使えません。
ものすごい熱持つし、半導体プレイヤーが一般化しつつある時期だったし、実際、2時間ちょっとくらいしか持たんし、そもそも重いし。
「立ったままアセンブラを使いたい!」とか、「本体をポケットに入れた状態でUSBアナログジョイスティックが使いたい&無線LANで電波飛ばしたい!」といったニーズにはバッチリですが(笑)。
InterLink はポケットに入らないので却下です(笑)。
投稿: いずみかわ | 2006.04.09 02:04